川端株式会社TOP>本染め手拭いのデザインの注意点

本染め手拭いのデザイン制作について

本染め手拭いは伝統的な注染という技法により染め上げてゆきます。この技法によっての制作は染めができる、できないがありますので、デザインをされる方は参照頂いたうえでデザイン制作をお願い致します。

制作予定のデザインを途中段階ででも見せて頂ければ修正点や概ねの価格は出せますのでご相談下さい。

本染め手拭い
目次

本染め手拭いの基本的な注意点

本染めに共通する手拭いの基本的な注意点としては

  • にじみ等が必ずでます。端部は特に出やすくなります。
  • 指定色は近似色となります。
  • 手作業の為、1枚1枚若干の仕上がりの違いがでます。
  • ベタ染めの場合には色ムラもでてきます。
  • 細かいデザイン部分は潰れ等がでたり、染まらない部分がでたりします。
  • また角のデザインの場合でも丸みがかる場合が御座います。
  • 端部のカットは手作業の為、若干のずれや、ほつれがでます

上記をご理解いただいた上で制作をお願い致します。

注染のデザインについて

本染め手拭いのデザインの基本については以下より見てゆきます。

制作するデザインの大きさについて

総柄等の手拭い端部までデザインがかかる場合には、デザインは上下1.5㎝程度塗り足しをみて手拭いサイズが仮に33㎝×90㎝の場合には、約36×93㎝程度の大きさにてデザイン制作をお願い致します。生地はそれぞれサイズが違いますので、それに合わせたデザインの制作をお願い致します。

デザインの細部の最小サイズ

デザイン線の最小の太さ
線は3㎜を最小の基準として下さい。文字の「払い」やデザインの端部等3㎜以下の部分もデザイン上でてくるかと思いますが、若干の潰れ等はご容赦下さい。
文字のサイズ
文字の線についても上記デザイン線を基準としますが、どうしても細い部分増えます。10画数の文字では最小25㎜各程度、カタカナひらがな等の文字でも最小15㎜程度を基準として下さい。同基準の場合においても角がまるく仕上がったり潰れる部分がでる場合が御座います。

使用できる色数と色について

使用できる色数について
手拭いに使用する色数は通常4色程度までとなります。色数が増えると差し分けが多くなり、結果的に手拭いの染めの費用が高くなります。色数の多いものも技術的に不可能ではありませんが、先にデザインとともにお見積り依頼をお願い致します。
色味について
注染で使用できる色は指定可能ですが近似色となります。基本的に色指定頂ければそれに近くなるよう調色を行います。ですが、色については若干の色ブレはご容赦下さい。
手拭いは鮮やかな色味は得意ではありません。特性上若干のくすみます。また、鮮やかな赤系の色味は染料の規制により近似色が出ない場合も御座います。ご了承下さい。
手拭いの基本色30色の色見本も御座います。こちらからお選び頂ければ近い色での指定が可能です。

差し分けについて(色と色)

手拭いの特性上、基本的には色と色の間には隙間(糊土手)が必要となります。この隙間は約20㎜必要で、これは染まらない部分となり白色となります。

上記糊土手の幅についてはデザインにより若干調整がきく場合も御座います。その場合でも最低10㎜は必要となります。これはデザインを見せて頂いた上でのご相談となります。

使用する色数が少ない場合でも差し分けが多い場合には手間が増えますので、費用が高くなります。基本的にはベタ差仕分けで2か所程度まで、総柄で3か所程度までとして下さい。差し分けが多い場合にはデザイン区分けが変わってきたり、単価が高くなる場合があります。

色と色の隙間をなく染めたい場合

色と色の境を無くする場合には下記の「成り行き染め」「水ぼかし」「クレア染め」「2回染め」の方法が御座います。

成り行き(色と色のぶつけ)について

注染で色と色を隙間なくぶつけることも可能です。この成り行き染めは糊土手を作らず色同士をぶつけて染めます。ですので、色同士が混ざりぶつかった部分の色が変わります。またどの部分で色がぶつかるかはやってみないとわかりません。ですので手拭いごとに個体差が強くでます。

成り行きはベタ部分では基本的に行いません。これは染料が多いため、色のぶつかる部分の調整がうまくゆかずきれいに仕上がらないためです。また、広めの範囲の染めの場合には成り行きでぶつける色味に注意が必要です。緑と赤など、混ざると黒系になる場合にはおすすめできません。

成り行き染めにおいてはノークレームをご了解いただいた場合のみの対応となります。

水ぼかしについて

注染で染める場合、各色から白色(生地色)へのグラデーションを作ることができます。どの程度まで色が伸びるかは手拭それぞれの染まり方によりますので、指定は出来ません。

また、色と色のぶつける部分に水ぼかしを入れてぶつかり部分をやさしい仕上がりとすることも可能です。これにおいてもどの程度まで混ざるかは仕上がってみないとわかりませんので、ご了承いただけることが条件となります。

水ぼかしの場合にはノークレームをご了解いただいた場合のみの対応となります。

クレア染めについて

クレア染めとは生地染めのことをいいます。染色した生地の色の上にデザインをのせることができますので、生地色とデザイン色が接したデザインが可能となります。生地色が淡色の場合には「クレアのせ」、生地色が通常色以上の濃さの場合には「クレア抜き染め」となります。1つの版で染色可能です。

この工法では生地色とデザイン色が接したデザインのみの対応となります。デザイン同士が接したデザインの場合には下記の2回染めとなります。

2回染めについて

2回染めの場合にはデザイン同士の色の接したデザインが可能となります。ただし版が2つ、染め代も2回分かかります。また、2回に分けて染めますので1回目に染めるデザインと2回目に染めるデザインが正確に重ならず、デザイン同士が重なったり、染まらない部分が出てきたりします。

端部にぶつかるデザインについて

ミミについて
手拭いの短手の両端のことをミミとよびます。ミミ部分はほかの部分より若干厚手となっており、この部分への染めデザインは若干滲みます。また、ベタの場合でも濃淡が出やすい箇所となります。ミミにかかるデザインはなるべく簡素なものとし、滲み等にご了解いただくようお願い致します。
端部について
手拭いの長手方向の両端ははさみでカットした状態でお届けとなりますが、この部分は染めの工程の段階では折り返した状態で染めております。ですのでこの部分にかかるデザインは上記ミミよりもより滲みや潰れがでます。なるべく端部にかかるデザインは避けて下さい。また、折り返し時点でも位置のずれが出ますし、カットする時点でも位置のずれがでますので、手拭いの染まりやカット位置による個体差が大きくでる箇所でもあります。端部デザインがある場合でも上記のずれが大きくでた場合でも影響のすくないデザインの制作をお願い致します。

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