折付注染

2021年2月4日

現在、手拭染に用いられる注染は、生地を手拭の長さに折りたたみながら糊置きをしたものを染台に写し、上から染料を注ぎ込むことによって一度に数十枚を染める方法で、折付注染ともいわれます。糊置きに使用する型紙の大きさが、手拭いサイズの中型であるため、折付中形、注染中形、手拭中形など、様々な名称があります。

この染色法をさして注染という呼称が一般化したのは昭和17年以降のことで、それまでは注ぎ込み染、あるいは注ぎ染と呼ばれていたようです。

折付注染がいつどこで考案され、普及したかについては、確かな史料がなく、推定してゆくほかありませんが、明治のかなり早い時に開発され、明治20年頃には普及していたと考えられています。